ヤリイカ夜釣り@大瀬崎沖
2016年 02月 05日
1月28日(木)、ヤリイカが無性に食べたくなり、西伊豆戸田港の夜釣りのヤリイカへ行ってみた。
お世話になったのは、以前から通っている戸田港のふじ丸。
気さくでフレンドリーな船長だ。
考えれば、これが今年初の釣行。
この日のふじ丸の釣果は、65杯から18杯。
私の釣果は、へたくそなので31杯。
この日は、トモの左側に座ってみた。
理由は、2本竿を出したかったから。
6名の客を乗せ、15時半に戸田港を出航。
ポイントは、大瀬崎を内浦湾にちょっと入ったあたり。
大瀬崎の湾より内側に船が10隻ほど並ぶ。
私たちは、大瀬崎の先端から1キロほど奥の水深35m、岸より100mほどのところにアンカーを打つ。
日が落ちないと釣りにならないので、のんびりと道具を取り付けにかかる。
1本は、2mのマダイ竿に電動リールを取り付け、餌巻き仕掛けをセット。
もう一本は、1.8mのライトタックルの竿に、11cmのプラ角を取り付け、PE2号を巻いた手巻きリールに錘は40号を使用。
日が暮れるのを待っている間、スマホでFacebookに「これより、健全なオヤジの夜遊び開始」と書き込んだら、船長が「ただいま、イカが船の下を通過するよう祈ってます」の書き込んでくれた。
イカが船に寄らなければ、この釣りはアウト。
何処に船を着けるか、これは船長の腕次第。
幸いに6時半頃に船中で釣れだし、私も今年最初の獲物は胴長42cmの大きなオスのヤリイカがプラヅノに。
水深30mでこの大きさが釣れるのだから、笑いが止まらない。
11時まで頑張って、オス・メス併せて31匹の釣果で終わったが、大満足だった。
細かなところは、「今日思ったこと」で詳しく書きたい。
◆今日思ったこと
・この時期、ヤリイカ釣りが各地で行われているが、深く群れを追いかけてという釣りが主流を占めているので、投入機やら専用竿な道具も無い私には手の届かない釣り。
この時期の西伊豆のヤリイカの夜釣りは、水深も浅く、アンカーを打ってのあまり移動の無い釣り
で、専用道具も不要なので気に入っている。
・餌巻き仕掛けを使用したが、半数はこの仕掛けに乗った。それも、オスの大型がほとんど。昨年までは持って行かなかったのだが、良く釣れていたので、今年こそはとチャレンジしてみた。
写真のようなアオリイカのエギングのエギに似ているが、餌を巻く針金が付いているので、釣具屋ですぐわかる。
これに、特製鳥ささ身を巻き付ける。
サメの身でも良いのだが、この周辺はささ身が圧倒的に多い。
スーパーのささ身をそのまま使うのではなく、加工する。
作り方は、ささ身に塩をたっぷり振りかけ、塩漬け状態にして、水分が無くなるまで天日干し。
これで完成。
今回使用したささ身は1年前に作ったもので、十分に乾いていれば、冷蔵庫で十分保存が利く。
これをエギの背中に合わせてカットし、付属のステンレスの針金で丁寧に巻けば出来上がり。
1回巻き付ければ、その日のエサはこれだけ。
よっぽどのことが無い限り、付け替えは不要。
今回の餌巻きエギの仕掛けは、おおよそこんな感じ。
幹糸6号に180cm間隔で回転ビーズを付け、3本の枝針使用にしてみた。
枝素は4号を40cm。その先に、餌巻きエギを取り付ける。
オモリは40号。
枝張りのハリスの長さに関してはいろいろあるようで、通常は10cmぐらいと言われているが、
食いの悪いときは、長めが良い。
案の定、隣の常連のオヤジは、60cmでやると豪語していた。
しかし、あまり長すぎると絡んでしょうがない。
この日は、40cmという長さでチャレンジ。
幹糸と枝素の間隔は、180cmもとらなくてよいのだろうが、気分的にこの日はこの長さでやってみた。
餌巻きエギでの釣り方だが、柔らかめのマダイ竿なんか面白い。
この日は、底まで落とし、そこからオモリを1m上げた所で竿掛に掛けて待つだけ。
当たりは、マダイ竿なので竿先が海面に突っ込むが、イカなのでその後フワフワした状態が続く。
食いの良い時は、もう少し待っていると3つの針全部にいかが乗っている場面のあった。
プラヅノの仕掛けをしゃくり続けながら、たまに餌巻きエギ仕掛けの竿を見張っていれば良い。
船の移動も無いので、当たればオマケで釣れたと思えばよい。
でも、この日は私のしゃくり方が宜しくなかったのか、エギ仕掛けで半分以上は釣れたことになる。
困ったのは、プラヅノ仕掛けに当たったと同時に、エギ仕掛けにも当たりがあったとき。
でも、最初にプラヅノ仕掛けを回収して、取り込んだら、エギ仕掛けを回収すれば良い。
こんなときは、1杯とはいわず2杯、3杯と乗っていることが多かった。
・当日は、イカが船に付くと言う感じではなく、当たるときは、群れが船の下を通過するときのみのようで、終わりまで底から7mの間で、浮いてくると言う感じではなかった。
・今回は、大瀬崎の内浦湾内だったが、今後は井田周辺に移ってくるものと思われる。
1週間ほど前の釣行のため、あれから釣果は上下しているが、まだまだヤリイカ爆釣も期待できるかも?
水深の浅いヤリイカの夜釣り。
防寒対策を万全に、行ってみて下さい。
超お勧め。