南本牧埠頭沖でのカサゴ釣りの要点 6
2008年 03月 01日
では、ここで本題の”南本牧埠頭”のポイントについて書いてみよう。
ここは図のように、突き出した埋立地で、昔はメバル等の良い漁場であったところ。
今のところ、この図のようにまでは完成していないが、外側のみ、このような感じである。
釣り場は陸は関係ないので、護岸の位置関係がわかれば十分。
まず、金沢八景の港から出船すると、左に進路をとり、横浜方向へ走る。
遠くに4本?5本?、忘れたが、現在、大きな赤いクレーンが聳え立っているところが見える。
そこが、南本牧埠頭である。(写真下)
まず船は図のD周辺に着く。
夏場であれば、AからHまで、どこでも釣れる。
しかし、冬場はそうは行かない。
まず一つ一つ、解説してみよう。
Bはどちらかと言うと夏場の釣り場で、岸よりスレスレの水深15メートルほどが狙いとなる。
ここは、根がきつく、オモリのロスが激しいところだが、以前、6~9月頃に中から大型の入れ食いを経験したことがたびたびある私の好きな場所。
真夏には、護岸にオモリをぶつけるように投げ入れて、護岸すれすれのポイントを狙うと効果的。
なお、冬場は岸から30メートルほど離れた水深25~30メートルを狙う。
Cは、目の前に大きな赤いクレーンがある入り江だが、ここもいいポイント。
図のCの赤い字の部分、水深25メートルほどのところに、非常にきつい根があり、条件が良ければ、大型の入れ食いに出くわすこともしばしば。
また、BとCの交わったところにも良い根があり、冬場のポイント。
Cの入り江の突き当たりも、良いポイントが点在している。
Dも、この一帯は全てポイントだが、特に南防波堤と書かれた部分の「南」の部分は、しばしば入れ食いになる場所。
EからFは南本牧ふ頭のポイントの中核DといFのを成す場所で、潮の流れで、船が護岸に沿って流せるようなときは、半日で50匹も夢ではない。
ここも、夏場は護岸すれすれにオモリを投げ入れて、護岸の際を釣ると良い。
底は大きなゴロタ石で、穴の中にオモリを入れるようなイメージで釣る。
またEの文字の付近(水深35メートル)に溝?のような一段落ち込んだ場所があり、ここは冬場に大型の入れ食いを何度も堪能した場所。
DとFの角も良いポイント。
Gは南風の逃げ場として釣るポイント。
私はあまり好きではないが、釣れないわけではない。
しかし、GとHの角は、ちょっとした根があり、入れ食いもしばしば。
Hは外海とはまったく様相の違う場所だが、ここは夏場に超の付くほどの入れ食いを毎年堪能している私の好きなポイント。
南西の風の時は、船の先が護岸に向き、北風の時は船の後ろが護岸に向く。
ここは、夏場に護岸すれすれで釣れる場所。
底の状態は砂地に石が散らばっているようなところ。
初めて行った時は、こんなところでカサゴは釣れるのかい?と思ったほど波も無く、底は砂礫。
でも、いったん濁りが入れば、入れ食い。
そんな場所。
もっと詳細を書きたいが、船長の営業妨害になるので、ポイントのことはこのぐらいにしておこう。
あとはご自分で体験して欲しい。
総体的に言えることだが、カサゴの良く釣れる条件に、濁りがある。
海水は濁りだしたら、即、出かけよう。
今まで釣れなかったのがウソのように釣れだす。
私の記録、10?匹もそんな泥水のように濁った時だった。
曇りで濁りがあり、適度に潮が流れていれば、入れ食いを体験できると思う。
今まで澄んでいた海が、とたんに茶色く濁ったら、」カサゴ釣りには好条件。
とりあえず、この回でお終いとさせていただこう。