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釣りおやじ

私の備忘録


by 釣りおやじ

タチウオ釣り

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今年のお盆休みは例年だと民族大移動で関西方面に墓参りに行くのだが、今年は都合でキャンセル。
6日からの休みも半ば、12日に今絶好調の東京湾のタチウオ釣りに行ってみた。
このところ、富津岬の南、竹岡、大貫、金谷沖と言ったところで爆釣が続いている。
カツオ・キメジも釣れ続いているが、冷蔵庫にはたっぷりとあるし、家族の者も「もう、カツオもマグロも見たくない」との贅沢な文句。じゃ、タチウオはいかが?と聞くと、◎で行ってこいとのお言葉。
タチウオ釣りは初挑戦。
まあ、10匹でも釣れれば家族の分は十分と、金沢八景の某船宿に5時半着。
船長が私の顔を見るなり、「昨日は客もたくさんいたけど、今日は○○サンが第一号の客」と言う。
タチウオ釣れるかな~?というよりも、燃料高騰の折、船が出るのかよ?の方が心配になってきた。
久しぶりに来たのだから、一人でも船は出すよとのうれしいお言葉おいただき、右舷最後部に陣取る。
2人目の客が来たが、この客はアジ釣りの客。
そうこうするうちに、顔見知りのマダイ釣りの常連が3名ほど集まってきた。
彼らも、タチウオ釣りに来たらしいのだが、聞くところによると、全員タチウオ釣り初めて。
出船時間の7時までにあと2名の客が乗り込み、大きな釣り船は6名となった。
この日は、全員タチウオ釣り始めての客ばかりが乗船。
出船までの時間、船長にタチウオ釣りのレクチャーを受けようとお願いするも、仕掛けと餌の付け教わっただけ。
「絶対に釣れるから心配ない、あとは釣り場で教えるから」、と。

金沢八景から様子を見ながら船は、横須賀沖の猿島~第三海保を過ぎた当たりでエンジンの音が小さくなった。
観音崎が右手に見える。
船の位置は千葉県よりで、ここが通称“竹岡沖”というポイント。

船長が「朝の1時間が勝負だから・・・」と言って、釣り開始。

当日の私のお道具は、カサゴ釣りの竿とリールで代用。
1.8メートルのライトタックルロッドにPEライン2号を100メートル巻いた両軸リール。
仕掛けは、30センチの天秤に、オモリは30号。
ハリス4号1.8メートルにタチウオ針またはワームフックの1番1本。
エサは生サバの短冊。

とここで、タチウオ釣りをご存知の方は、あれっ?と思われるでしょう。
この釣り、本来は40メートルだの80メートルだのと水深が深く、道具もそれなりにゴッツイものなのだが、今釣れているところは、水深(魚の泳いでいる層)10メートル前後。
魚も1メートルぐらいなので、ライトタックルの方が面白い。
仕掛けも、市販の物はハリス8号だの2本針だの、タコベイトが付けてあるなど、非常に複雑。
初心者には、どんな仕掛けがよいのか迷ってしまう。
水深が浅いため、こんなシンプルな仕掛けがベストと船長は言う。

エサを縫いざしにし、指示されたのは「水面から13メートルから5メートルを探って!」の一言。
思い思いに、第一投。
PEラインの目印で13メートルまで仕掛けを落とし、そこから5メートルまでをしゃくってくる。
なんと?水深5メートルで早くも当たりが。
ライトタックルの細い竿が、満月のようにしなう。
周りを見ると、全員が格闘中。
最初の獲物は、1メートルにはちょいと足りない、この日のレギュラーサイズ。
船長から、早く仕掛けを入れろと檄が飛ぶ。
魚は足元に転がしてタバコもすう暇も無いほどの入れ食いで、1時間で25匹を釣り上げる。
ほとんど当たりがあるのは、水面下5メートル。
中には天秤が見えてからの当たりも・・・・
タチウオが10メートルぐらいからエサを見つけ、水面でエサを食いつくようだ。

納竿の1時半までに10匹を追加したが、船長の言うとおり、最初の1時間でその日の勝負は付いてしまった。
あとは、魚と人間のだまし合い。
この釣りは釣れないタチウオを如何に針に掛けるか?らしいが、本当に釣れないときのタチウオ釣りは難しかった。
エサだけ食いちぎられることがほとんど。

ここで、私のようなタチウオ釣り初心者の方に、私なりの釣り方のポイントを(東京湾の今の時期のですよ!!)。
①エサは絶対に生のサバの切り身を使うこと。当日、船宿のエサは生サバだったが、冷凍サバの場合は、釣れたサバ(当日、サバが3本釣れた)を切って使おう。
②サバの短冊の背の部分の黒いところはカットし、白い腹の部分を4センチほどにして縫い刺しにする。
③仕掛けはシンプルに! 針には飾りも蛍光パイプも何も付けなくてよい。天秤から針までのハリスの長さは2メートル以内。
④しゃくりの幅は小さめに。当日は竿先を20センチ上げて、竿を下げるときにリールを半回転ずづ巻き揚げていた。
⑤船長が指示した水深からしゃくり始め、天秤が水面に顔を出すまで気を抜かずにしゃくること。この日は、ほとんど海面下3メートル前後で当たりが集中した。と言うことは、天秤が見えそうなところ。
⑥置き竿では釣れません。終日、しゃくり続けること。(今、両腕が痛い)
⑦朝一番が勝負!!

当日、6名の釣果はトップ40匹、私は35匹、裾は21匹で平均35匹前後、船中初挑戦6名で190匹と言うところでした。
上記のことを頭に入れて釣れば、今の時期、よほどのことがない限り30匹は確実に釣れると思う。

私のような初挑戦者でも35匹釣れました。
さあ、このお盆休み、おいしいタチウオを釣りに出かけてみては??
爆釣、間違いなし!!

金沢八景、久里浜などの船宿から出船してますよ!


写真は、当日の釣果。
by tongchai0208 | 2008-08-13 11:11 | 釣行紀