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再び東北へ

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昨年8月に岩手県大槌町に行って以来、久しぶりの東北地方。
今回も、仕事の延長で宮城県石巻市、亘理町へ「学生が何かできないか?」を探りに日帰りの強行軍で学生数名を連れて行って来た。
事前に現地のスタッフの方々と連絡を取っていたため、予定した行程は時間通りに進めることができた。

当日、夜通し車を飛ばし5時前に石巻駅前に到着。
少々仮眠して、石巻市内の高台に位置する、津波の映像で有名な「日和山公園」に行ってみる。
この季節、東北地方は桜が満開。
その桜の向こうに、旧北上川と津波の映像でおなじみの光景が見えた。
一緒に連れて行った学生達は、一同絶句。
1年たった今は、きれいに整地されて当時の面影は無いが、道路の真ん中に漁船が横たわっていたのが印象的。
9時に、ニュースなどでも良く紹介された「㈱木の屋石巻水産」の木村社長と面談。
当時の話しや復興に対する想いなどを1時間ほど話し合い、この会社の鯨の缶詰を6月のイベントで販売させていただくことに決定。
この缶詰については、いろいろとお話を伺ってきたので、後日、書きます。

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この後、石巻市の仮設住宅を訪問し、仮設住宅の側にある公園で仮設住宅の住民とこの仮設住宅の周りに古くから住んでいる方々の交流イベントとして催されたお花見会に飛び入り参加。
ここでこの日2つ目のアポイントを取っていた、「石巻復興支援ネットワーク」代表理事の兼子さんやスタッフの方々とお会いする。
このイベントは、地元の方々と仮設住宅の住民とのコミュニケーションと親睦を深めるために、ネットワークの皆さんが企画したもの。
地元の人と新しく来た人との間で、何かとトラブルがあるので、仲良くしようという催しだった。
ここでは、仮設住宅の世話役の方と地元の組長と話し合い、この公園の周りにフェンスを張ることになり、その資金を義捐金のような形で提供するということでまとまった。

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そして、三陸道を南下し、亘理町へ。
仙台空港の南、阿武隈川の河口に位置するイチゴや「はらこめし」「ほっきめし」で有名な町。
ここも、津波の被害が多く、数多くのボランテイァの方々が活動されている。
その中のひとつ、「ふらっとーほく」代表の松島氏と面談。
その場所は、町内にあるガーデンショップ。
彼は今、「亘理町グリーンベルトプロジェクト」を立ち上げ、津波でダメージを受けた海岸沿いの防潮林を復活させようと頑張っています。
このガーデンショップで海岸の松などの種子を採取し、ポットに種子を入れ、市内の山にある日当たりの良いところで育て、数年後に植樹しようという計画。
100万本を目標に作業していましたが、最終的には150万本は必要だろうとのこと。
15年後に完成という気の遠くなる計画を彼は実行している。
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その防潮林に近い町内会館が津波にも流されずにまだ手入れをすれば使用できる状態ため、学生に改築工事をお願いしたいという呼びかけが最初にあったのだが、数日前に海岸から一定距離を行政が更地にするということで、取り壊しの命令が出てしまい、この話は潰れてしまった。
周りには、津波にも耐えて残った家屋が多くあり、自費で改築した方も多く住んでおり、行政のやり方に考えさせられてしまった。
また、近くにある長瀞小学校が津波の影響で廃校となったが、建物自体は損傷は無いため、何かに利用できないかという宿題をいただいた。

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改築工事をするはずだった町内会館の中から見た写真。出口の壁の上に、水がここまであったことを示す汚れが見える。外の奥に見えるのが防潮林。


このあと、仙台市にある一番大きな仮設住宅「あすと長町」を訪問し、3月に寄贈し植樹した桜の木を見て今回の目的は全て終了となった。
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残念ながら、植樹が3月だったため、もう花は散っていたのが残念。

今回の数箇所を回って短時間であったが、皆さん元気一杯で生きているということが、お会いした人々を見ていて強く印象に残った。


最後に、この写真の張り紙を見て、震災を風化させてはいけないと、改めて感じさせていただいた。

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by tongchai0208 | 2012-05-03 12:08 | つぶやき | Comments(0)