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釣りおやじ

私の備忘録


by 釣りおやじ

○○専門釣り船

○○専門釣り船_e0125217_15372361.jpg


前回のカサゴ&イシモチ釣りに行った際、船長と釣りをしながら四方山話を終日していた。
そんな中で、そりゃそうだと思う話しがあったので、書いてみたい。

この話しの結論から先に書くと、○○専門の釣り宿には敵わないと言うこと。

3月は冬の魚と夏の魚の入れ替えの時期。
釣り宿は狙う魚種の変更を変更する時期でもある。
昨今、燃料代も高騰し、船宿の経営も大変になってきている。
とにかく、客を呼ばなくては経営は成り立たない。
人気の釣りもの、よく釣れている魚種を看板に客に来てもらおうと、どの船宿も必死である。
一つの港の数軒の船宿を見ていると、ひっきりなしに釣りものを変えている船宿と、一年中同じ魚種を看板に掲げている○○専門船宿があることに気づく。
さて、前者の場合は釣りものが専門ではないため、結構、いい加減な場合が往々にしてある。
後者と同じ釣りものを競合している時期、絶対的に、後者の方が釣果は上がる。
船長は1年中、その釣りものを狙っているわけなので、時期によっての釣り方を熟知している。
しかし、雇われた船頭を使っている大規模な船宿などは、ネームバリューや宣伝力によって多くの客が集まるのだが、1年間を通して数ヶ月だけ狙うわけなので、技術などの力量も専門船宿には敵わない。

私が通うカサゴの船宿も、1年中カサゴを狙っている船宿だが、日曜日でも、まず満席になることは無く、インターネットを使い、大々的に宣伝しているカサゴの船と比べれば、客の入りは寂しい限り。
しかし、この船宿、いろいろな船宿を渡り歩いて、結局、ここの船宿に落ち着いた客がとても多いのに気がつく。
理由は、簡単。
他の船宿よりも釣らせてくれるからである。

ここで、先日の釣果を書いてみよう。(実際に船の無線で聞いた数)
釣り物が無い時期、カサゴを狙っている船宿 9匹(トップ)
大々的に宣伝しているカサゴの船宿     17匹( 〃 )
私の乗った船               25匹( 〃 )

カサゴなどの根魚の釣り船の船長は、場所(根)をいくつ知っているかがカギである。
たまに狙う船とは、雲泥の差がでる釣り物である。
1年を通して看板を掲げている専門の船宿には敵わないのである。
しかし、この周辺でも老舗と看板を出している船宿が数件あるが、あんまり信用しない方がいい。
まず、自分で通ってみれば、おのずと分かってくると思う。
船宿の生い立ちなどを知ると、もっとよくわかる。
元来漁師だったとか、サラリーマンが船宿を経営したとか、海の保証金をがっぽり貰って大型船を何隻も持っている裕福な船宿とか・・・・・
あまり詳細に書くと、ぶっとばされるのでこの辺にしておくが・・・・・

一つの魚種を極めたいと思ったら、まず、専門の釣り宿に通うことである。

それから、話しのついでにもうひとつ。
この時期は釣り物が少ないと書いたが、金沢八景地区はイシモチが爆釣しているので、イシモチの看板を出している釣り宿が多くなった。
まだこれならばいいのだが、カサゴ五目と看板を出し、カサゴとイシモチを両方狙う船宿がある。
いわゆるリレー釣りといわれるものだが、例えば、6時間の時間の中で3時間カサゴ、残りの3時間をイシモチ釣りと時間で分ければ問題は無いと思われる。
しかし、カサゴとイシモチは釣り場が同じエリアであっても、釣る場所はまったく違う。
この時期、カサゴはあまり大量に釣れる魚ではないため、比較的良く釣れるイシモチを釣る方に時間のウエイトが多くなっている船宿が多いのも事実。
しかし客はカサゴ五目と看板にあれば、カサゴをメインで釣らせてちょっとだけイシモチをお土産程度に釣らせるだろうと思って乗船するだろう。
しかし、現実は違うのだ。
先日も船をよく観察していたら、そんな看板を出している船宿の船は、最初の1時間ほどカサゴ釣りを行い、(あまり、カサゴの食いも良くないので)イシモチにでも行きましょうとアナウンスし、終日、イシモチ釣りに。
客はカサゴをもっとやってほしいと思う方も大勢いるはず。
カサゴ釣りの好きな方は、イシモチは数匹あればいいという方が多いのも事実。
そんな方が、この船に乗ったら、とても悲惨な釣りになってしまうだろう。
看板に偽りありである。
こんな船宿に行った客は、二度と乗らないだろう。
私だったら、怒鳴ること必死。
これだったら、イシモチ五目に変えるべき!!

まだまだ、面白い話しはあるのだが、それは続編で・・・・


写真は、イシモチのポイントからみた横須賀と右端が猿島
by tongchai0208 | 2008-03-11 15:37 | つぶやき